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デザイン画コンペは、各部門に数百点~千点近くの応募作品が集まります。
審査会では、その作品を一堂に並べて、審査員全員が一点ずつ作品をチェックしていきます。
そして、審査基準に照らし合わせながら「これがいい」と思う作品をピックアップしていき、全員の意見が出そろったら、最終的にどれを通過させるか協議していきます。メーカー、バイヤー、クリエーター、メディアと、各審査員で職業が違いますので、みなさんの視点が異なります。
そこで、なぜその作品を推すのか、全員で意見交換をしていきます。時に、その部門を本業とするメーカー(クツ部門なら靴メーカー)から、技術面や実用性の問題を指摘されることもあれば、逆にアイデアとしていかに斬新かをプッシュされることもあります。議論が白熱して予定時間をオーバーすることもしばしばあります。みなさんが真剣に描いたデザイン画ですから、私たちも真剣に審査しています。こうした厳正なプロセスを経て、最終的に受賞作が決められているのです。

受賞作が決定したら、ただちに受賞者に連絡をします。
特に大賞と最優秀賞の方は、12月の表彰式に間にあうように、職人さんとコラボして製品化する作業に入ってもらいます。
そしてついに迎える表彰式。今年も表参道のスパイラルガーデン(スパイラル1F)にて開催します。ギャラリーには受賞作が展示され、隣接するアトリウムにてセレモニーが行われます。台東区長はじめ、各業界のご来賓や審査員から副賞や祝辞が贈られ、その栄誉を称えられます。
もしかしたら、コンペを通じて一番うれしい時間かもしれません。その後のパーティでは、受賞者と審査員やメーカーの方が直接触れ合い、いろいろなお話しをしてもらいます。業界の方に、自分の言いたいこと、聞きたいことをぶつけてみてください。毎年、表彰式で出会う受賞者のみなさんの顔はとても晴れやかで、嬉しそうです。大きなコンペですので、運営には大変時間がかかっているのですが、みなさんの笑顔を見ると、「これからももっといいコンペにしていきたい」と主催者一同、決意を新たにしています。今年も、表彰式でみなさんと出会えるのを楽しみにしています!

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